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肥満犬に効果的なダイエットは食事管理だけ!成功例からみた方法


飼い主
去勢や避妊の手術後は、2倍太りやすいと言われています。(生殖器の消費エネルギーが減るため)
手術の有無に限らず、ワンちゃんが太ってしまうと病気も心配だし、足腰にも負担がかかるし、何とかダイエットさせてあげたいですよね。

ぽん
人間と同じく、犬の肥満は様々な病気リスクを高めてしまいます。
適切な犬のダイエット方法としては、「運動」と「食事」で減量するしか方法はありません。
そもそもの肥満の原因が、食べている量(食事)か食事量に対して消費量が釣り合っていない(運動)かだからです。
こちらの記事では効果的なダイエット方法と実際の成功例からみたポイント、ダイエットで気をつけることまでまとめてみました。

ぽん
その方法を詳しく解説していきますね。
この記事のお話
効果的な犬のダイエット方法
先にお伝えしましたが、犬のダイエット方法は以下の2つです。
- 適度な運動
- 適切な食事管理
ただ、この方法でひとつ「運動」でダイエットをするのは間違いです。
なぜなら犬が太ってしまったほとんどの原因は、
ただの食べすぎ。
単純に食べさせているご飯の量が多いという結果が、肥満となってあらわれているのです。
つまり、効果的なダイエット方法というのは「適切な食事管理」ということ。
次から詳しく解説していきますね。
運動・散歩によるダイエット
運動によるダイエットは間違いと伝えましたが、適度な運動(散歩)は必要です。
むしろ運動をしないと筋肉が痩せ細り、基礎代謝や消化機能も落ちてしまいます。
もし、室内飼いでまったく散歩していない子は問題ですね。
散歩は距離ではなく時間をかけてあげて、複数回に分けること。(20分の散歩を3回など)
太っていると足腰や関節、心臓に負担がかかるので、ゆっくりと時間をかけて散歩するといいですね。
歩き続けるのではなく、公園で休憩しながらだとワンちゃんも喜びます。
ダイエットのために!と走り回らせるなど激しい運動はNGです。
病気や高齢であまり動けない場合は、数分でもいいのでこまめに散歩してあげましょう。

ぽん
肥満じゃなくても病気じゃなくてもワンちゃんに適度な運動は必要ですよ!
食事管理によるダイエット
犬のダイエットに最も効果的なのは食事管理です。
ご飯の量や栄養バランスが偏っているから肥満になってしまっています。
食事管理といってもそんなに難しいことではありません。
具体的には以下のポイントを抑えてみてください。
- 【ポイント1】ご飯の量を減らす
- 【ポイント2】ご飯の回数を増やす
- 【ポイント3】ダイエット用フードに替える
- 【ポイント4】おやつは与えない
注意点は急な食事制限をしないこと。
いきなりご飯の量を大幅に減らしたり、フードを切り替えたりすると体調不良やストレスの原因になります。
すぐ痩せないからと焦らず、ゆっくりと食生活を変えてあげることが大切です。
【ポイント1】ご飯の量を減らす
まずはご飯の量を減らすことです。
太っているのは食べている摂取エネルギーが多すぎ。
無駄なエネルギーを脂肪としてため込んでしまっているんです。
まあ私たち人間と一緒ですね。。(´-ω-`)
食事量さえ減っていれば自然と減量していきます。
ただ、今までの量からいきなり減らすと愛犬に空腹感を感じさせてしまい、胃酸過多で胃液を吐き出してしまうことまであります。
ワンコが気づかないくらい少しずつ減らしてみましょう。(5〜10粒ずつ減らすとか)
ドッフフードの給与量を目安に、適正量の10%ほど少ないくらいまで減らしてあげてください。
フードの量は減らしつつ、低カロリーな食材をトッピングしてかさ増ししてあげるのも効果的です。
【ポイント2】ご飯の回数を増やす
ご飯の量を減らすのと同時に食事回数を増やしてあげてください。
1日の量はそのままでも食べる回数を増やせば、空腹感が紛れるからです。
また、胃腸や消化の負担も軽減できるメリットもあります。
ワンちゃんは食べる行為自体で満足することがあるので、食べすぎ防止としても効果的ですね。
【ポイント3】ダイエット用フードに替える
ダイエット用のドッグフードに切り替えると、肥満に効果的です。
脂質を抑えてあるけど高タンパク、必要な栄養素(ビタミン・ミネラルなど)はきちんと摂取できるように作られています。
今までのフードから切り替えるときは、少しずつ替えてあげてください。
おすすめできるダイエット用ドッグフードをご紹介しておきますね。
犬心―糖&脂コントロール―
低糖・低脂でできたナチュラル療養食『犬心―糖&脂コントロール―』。
糖質・脂肪を抑えられるので、食事を通してダイエットしながら病気になりにくい身体を作っていけます。
全て国内製造・安全の無添加なので、体調が気になる愛犬にも安心して食べさせてあげられますよ!
内容量 | 1kg |
---|---|
価格(税抜) | 2,600円 |
アカナ(ライト&フィット)
高タンパク質・低炭水化物・低カロリーで、太り気味の身体を引き締められるのが『アカナ・ライト&フィット』。
高タンパクで引き締まった筋肉づくりを促し、肥満予防に効果的です。
内容量 | 340g / 2kg / 11.4kg |
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価格(税込) | 1,188円 / 5,400円 / 17,280円 |
【ポイント4】おやつは与えない
ダイエットの鉄則としてはおやつ・間食は与えないことです。
主食のドッグフードは問題ないのに太るということがあれば、おやつが原因。
ただ、いきなりおやつをゼロにするのはワンちゃんにもストレスになりますので、少しずつ減らしてあげて。
複数回に分けてあげるのも効果的です。
どうしてもおやつを与えたいときは、低カロリーな野菜や果物にしてあげてくださいね。
低カロリーでももちろん与えすぎは注意ですよ。
成功例からみたダイエット方法
ワンちゃんのダイエットに成功した飼い主さんもたくさんいらっしゃいます。
そうした成功事例から、「ダイエットさせるにはどうしたらいいのか?」をまとめてみました。
適正体重を元に目標を立てる
ダイエットをする前に、目標とする体重を決めることです。
みなさんもワンちゃんの適正体重(健康的な体重)に向けて、ダイエットをしています。
まずは愛犬の適正体重を計算してみましょう。
- ① ボディコンディションスコア(BCS)を用いて肥満度チェック
- 実際に愛犬を触れたりじっくり見たりして、肥満度はどれなのか判断してみてください。
- ② 肥満度から適正体重を計算する
- チェックした肥満度から、大体の適正体重を計算することができます。
BCS3(適正) 95〜106% BCS4(やや肥満) 107〜122% BCS5(肥満) 123%〜 引用元:ネイチャーライフ「BCSによる理想体重の評価」より現在の体重に上記の数字で割ってみてください。
例えば以下のような感じです。【現在の体重が5kgでBCS5の場合】
5kg ÷ 1.23 = 4.06kg例でいくと、4kgくらいの体重にすることが目標になりますね。
このようにまず、愛犬の適正体重を計算してみましょう。

ぽん
この方法で適正体重は計算はできますが、獣医師さんに聞くと早くて確実です。
体重管理をする
きちんと把握するために毎日、愛犬の体重を測定してください。
食べたものも一緒にメモをしておくと、体重の増減理由が分かりやすくなります。
時間経過と体重をグラフにしてみるのもおすすめ。
少しずつ減量できているのが視覚化されると、飼い主さんも嬉しくなります。
また、ダイエットの経過をSNSであげたり、それでモチベーションを保っている方も多いですね。
記録をつけるという意味でもSNSは効果的でおすすめですよ。
厳しくしつける(自分も家族も犬も)
飼い主さんのちょっとした判断で、ワンちゃんを太らせてしまっていることを自覚してください。
ダイエット中は、ワンちゃんもご飯がもの足りないと愛らしく訴えてきます。
「可愛そうだし、一口くらいいいか」という甘やかしが一番の敵です。(飼い主にもワンコにも)
もちろん空腹感を紛らわすために、ご飯の回数を増やしたりトッピングでかさ増ししたりする工夫は必要です。
常に厳しく意識することがダイエット成功の秘訣ですね。
ゆっくり時間をかける
どの飼い主さんもゆっくり時間をかけてダイエットしていました。
適正体重まで数ヶ月から半年までかかったという声もあります。
私たち人間でも数週間や1ヶ月で減量するなんて、とてもじゃないですけど健康的ではないです。
そもそも身体の小さなワンちゃんには急激なダイエットは危険ですし、ストレスになります。
どんなこともじっくりゆっくりが原則なんですね。
とにかく飼い主さんはペースを守って焦らず、ゆるやかな減量を心がけてあげてください。
犬のダイエットで気をつけること
効果的なダイエット方法を解説してみましたが、「運動や食事以外で気をつけることない?」という声が多かったので、注意点をまとめてみました。
- 急激な減量はNG
- ダイエット方法で何度かお伝えしましたが、急激な減量は危険です。
無理なダイエットのせいで、愛犬を体調不良にさせてしまっては元も子もありません。減量は数ヶ月単位でゆっくりと時間をかけてあげることが大切です。
あと人間基準で考えないこと。
50kgの人が「500g痩せる!」と聞くと大したことないですが、5kgの犬を「500g痩せさせる」となると比率が全く違います。
人間で言うと5kg痩せるのと一緒ですからね。なかなか痩せないからといって、飼い主さんの勝手で焦らないであげてください。
- 家族全員で協力する
- 適度な運動も食事管理もしっかりしているのに「なぜか全然痩せない!」ということがあります。
それは、、他の家族が食べさせているかもしれないケースです。(´Д` )ダイエットさせて犬が可哀想だからと、内緒でこっそりとご飯を食べさせていたという実際の例がありました。
それを防ぐには家族全員が共有して協力・理解してもらうこと。ワンちゃんは自分の意思で太ったわけではありません。
食事管理を怠った飼い主さんの責任です。このまま肥満で病気にさせたいか、長生きしてほしいかということを家族みんなで改めて意識してください。
- 定期的に病院で検査・アドバイスをもらう
- ワンちゃんのことは専門家である獣医師さんに診てもらうのが一番です。
なにも病気がなくても体重測定やアドバイスまでしてもらえますよ。適正体重や推移、おすすめの食べ物まで聞いてみるといいですね。
ダイエットに限らず、定期的に検査してもらえれば病気の早期発見にもつながります。
【まとめ】犬のダイエットは運動より食事管理しだい!甘やかしはNG!
ワンちゃんが肥満になってしまったのは、飼い主さんの甘やかしがそもそもの原因です。
適度な運動・散歩はもちろんかかせないですが、ダイエットで重要なのは食事管理。
食事管理のポイントをもう一度確認してみますね。
- 【ポイント1】ご飯の量を減らす
- 【ポイント2】ご飯の回数を増やす
- 【ポイント3】ダイエット用フードに替える
- 【ポイント4】おやつは与えない
どれもそれほど難しいことではありません。
厳しいかもしれませんが、ダイエットの成功には愛犬も飼い主自身も甘やかさないことが大切です。
愛犬といつまでも一緒に長生きしてもらうために、ここは頑張りましょう!
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